慶応３年前半

０１月０３日　久保松太郎にあて宿舎手配の礼状を記す
０１月０３日　桂小五郎に年始の挨拶と伊藤九三方に宿泊している旨を伝えた手紙を書く
０１月０５日　夜分に中岡慎太郎のたずね、翌朝まで快談
０１月０９日　下関から長崎へむかう
０１月１１日　長崎にいたる
０１月１３日　松井周助・溝淵広之丞の仲介により、後藤象二郎と清風亭で会談
０１月１４日　後藤象二郎との会談を桂小五郎に伝え、土佐藩の藩論に言及した手紙を書く
０１月１７日　長崎へ到着した旨を役所に届けるよう伊藤九三に依頼する
０１月２０日　前後 谷守部と面談
０１月２０日　姪春猪にあて手紙を書く
０１月２２日　門田為之助に出会った旨を乙女に伝える手紙を書き、諱に「直柔」を使用
０１月？？日　上野彦馬の写真館で写真を撮影
０２月？？日　会津藩家老神保修理と面談し「高坂龍次郎」の変名を使用
０２月０７日　肥後熊本藩士荘村助右衛門と面談
０２月１０日　楢崎龍をつれ、伊藤九三方へ帰る
０２月１４日　河田左久馬に蝦夷地開拓について下関来訪を願う
０２月１６日　三吉慎蔵に後藤象二郎との面談を伝える
０２月２０日　薩摩藩士大山格之助と面談
０２月２２日　「近時新聞」と題した情報を三吉慎蔵に送り『大日本史』の借用を願う
０２月？？日　中岡慎太郎と共に脱藩罪を赦免される
０３月０６日　印藤聿にあて思いつくまま筆をとり、蝦夷地開拓・いろは丸・四百両の借金等にふれた手紙を書く
０３月２０日　中岡慎太郎の訪問をうける
０３月２０日　西郷吉之助が山内容堂へ上洛を進言し、それが実現しそうな旨を三吉慎蔵に伝える
０３月２４日　春猪にあて簪を送る旨の手紙を書く
０４月？？日　伊藤九三方にて印藤聿や森玄道らと歌会を開く
０４月０６日　伊藤九三に借金を返済し、残額の繰り延べ借用を依頼する
０４月０７日　乙女にあて金巾を送る旨の手紙を書く
０４月０８日　いろは丸、長崎へ入港
０４月１０日　海援隊々長に任ぜられる
０４月１？日　「海援隊約規」起草
０４月１９日　土佐商会から海援隊士の給金を受け取り、大坂行のため餞別として五十両贈られる
０４月１９日　海援隊乗船のいろは丸、長崎を出帆
０４月２３日　いろは丸と紀州艦明光丸が讃岐箱ノ崎沖で衝突し、いろは丸は沈没
０４月２４日　龍馬らは明光丸へ乗り移り鞆港へ上陸、廻船問屋枡屋清左衛門方へ入る。
０４月２４日　魚屋万蔵方で明光丸船将高柳楠之助らと事故責任をめぐる談判を二四日・二五日・二六日と行う
０４月２５日　佐柳高次・腰越次郎ら、海援隊離隊を願い出、明光丸に斬り込もうとするも龍馬に諭され思いとどまる
０４月２７日　早朝からの交渉も明光丸出帆ため中断、談判は長崎へ持ち越される
０４月２７日　寺田屋登勢に楢崎君江あての荷物を送り、伏見寺田屋には望遠鏡や時計を送る旨の手紙を書く
０４月２８日　千屋寅之助・高松太郎らにいろは丸の『航海日誌』の写本を送る。
０４月２８日　その処置を伝えると共に一戦覚悟の決意を示す
０４月２９日　船便を得、鞆港より下関へむかう
０４月３０日　船が御手洗へ入港し、先に停泊中の河田左久馬と談笑
０５月０４日　下関で三吉慎蔵から、いろは丸事件の見舞いをうける
０５月０５日　三吉慎蔵へ見舞いの礼とともに福田扇馬らの出崎を期待する旨の手紙を書く
０５月０７日　長崎へむかうにあたり、伊藤九三に留守中の取り決めを申し入れた手紙を書く
０５月０８日　三吉慎蔵に楢崎龍のことを託し、下関を出港
０５月１０日　長崎にいたる
０５月１１日　秋山某に『万国公法』の送付を願う
０５月１３日　海援隊士達、別便で長崎に到着
０５月１３日　橋本麒之助をともない、高柳楠之助の宿をたずねる
０５月１３日　伏見寺田屋にあて手紙を書く
０５月１４日　荘村助右衛門と面談
０５月１５日　いろは丸事件の決着に向け、紀州藩との交渉が始まる
０５月１６日　紀州藩との交渉が続く
０５月１７日　三吉慎蔵にあて手紙を書く
０５月１８日　大村藩士渡辺昇にあて手紙を書く
０５月１９日　腰越次郎を岩崎弥太郎のもとへ遣わし、給料の不足分をうけ取らせる
０５月２１日　長岡謙吉を使いとし、土佐商会に書籍等の引き渡しを願う
０５月２２日　いろは丸事件の交渉が聖徳寺で再開される
０５月２２日　岩崎弥太郎と出会い、前日の願書が後藤象二郎に届けられた旨を知らされる
０５月２２日　後藤象二郎らとオールト宅で会飲し、英国海軍の提督をたずね面談
０５月２６日　高柳楠之助と面談し、後藤象二郎と共に紀州藩代表茂田市次郎をたずねる
０５月２６日　長崎で流行らせた俗謡の効果が絶大となる
０５月２７日　楢崎龍の弟黒沢直次郎に高柳楠之助にあてた手紙を持たせ、英国海軍提督との面談時間を指定する
０５月２７日　高柳楠之助より返答が届き、手紙を書く
０５月２７日　交渉が順調な事を知らせる手紙を伊藤九三にあて書く
０５月２８日　伊藤九三に長崎での世論が海援隊に有利な事と他二通の手紙を書く
０５月２８日　楢崎龍に近況を報告し、下関に立ち寄れない事を詫び、他一通の手紙を書く
０５月２８日　紀州藩、薩摩藩士五代才助に調停を依頼する
０５月２８日　紀州藩士岡本覚十郎・高柳楠之助と共に龍馬襲撃のため、僚喰町の宿をたずねるも不在のため断念
０５月２９日　いろは丸事件の賠償額について調査不十分を理由に仲介者五代才助への対応を保留する
０５月２９日　小谷耕蔵・渡辺剛八らにいろは丸事件の交渉成立を伝えた手紙を書く
０６月０２日　紀州藩のいろは丸事件賠償について、後藤象二郎・岩崎弥太郎と密談のうえ大洲藩士大橋采女方をたずねる
０６月０３日　岩崎弥太郎をたずね、その素心を聞く
０６月０３日　後藤象二郎と面談し、小銃の代価について五代才助方へ出かける
０６月０５日　かねて長州より売却以来のあった銅の代価を受け取る
０６月０６日　岩崎弥太郎と大洲藩士玉井俊次郎をたずね、いろは丸事件について談ずる
０６月０８日　中江某と出会う
０６月０９日　岩崎弥太郎から餞別として馬乗袴を送られ、後藤象二郎と共に海路を京都へむかう
０６月１０日　下関へ寄港
０６月１０日　桂小五郎に荘村助右衛門の紹介状を書く
０６月１２日　兵庫に至り、長崎からの途上中「船中八策」成る
０６月１５日　京都明保亭の中岡慎太郎をたずねる
０６月２２日　薩土盟約が成立し、龍馬・中岡慎太郎も浪士代表として同席
０６月２３日　佐々木三四郎・毛利荒次郎、大政奉還建白書の修正について会々堂で龍馬・中岡慎太郎と面談
０６月２４日　早朝より乙女・おやべにあて後藤象二郎との和解についての弁明や乙女の出奔を諭すなど長文の手紙を書く
０６月２４日　権平へ西郷吉之助に託した「吉行」の礼を述べるとともにいろは丸事件についてふれた手紙を書く
０６月２４日　上記二通の手紙を届けるよう望月清平に依頼状を書く
０６月２５日　中岡慎太郎と共に岩倉具視をたずね面談
０６月２６日　土佐藩・薩摩藩・安芸藩、王政復古実現のため薩土芸三藩約定書を結ぶ

明日を夢見て―日本を変えた龍馬の船中八策