第二十三話「池田屋に走れ」2
望月亀弥太が長州藩邸の門前で自刃したのは事実ですが、他の設定がちょっと強引過ぎるように感じた。
望月亀弥太は、かろうじて一命を取りとめますが、長州藩邸に行ってはいけなかった。
長州藩が池田屋事件にかかわったとなれば、さらに長州藩の地位が失墜してしまう。
望月亀弥太は大儀で動いたのではないと思う。
それは、龍馬もきっと同じ思いだったと思うが、平井収二郎始めその他の勤皇党の同志が処刑され、投獄され悔しくてしかたなかった。
それなのに、自分は何をやっているのだろう?という疑問が亀弥太の頭の中で渦を巻いていたのだと思う。
第一回目の放送「憎しみからは憎しみしか生まれんぜよ」龍馬の言葉がこの回のすべてだと思う。
この池田屋事件で、新撰組の名は天下の知らしめることになります。
芹沢がいた頃は壬生浪といって評判が悪かったのですが、この頃は英雄だったんじゃないでしょうか?
池田屋跡地
血誠新撰組―峻烈壬生浪士の忠と斬 動乱の巷に武士道と誠忠に生き (歴史群像シリーズ 31) 2時間でわかる図解 新選組のことが面白いほどわかる本 (2時間でわかる図解シリーズ)
画像右上:栩原楽人:沖田総司役