第十九話「攘夷決行」3


平井収二郎土佐藩士に追われていますが、これは中川宮から藩政を勤皇に改革する令旨を得るため行動し失敗。
容堂の逆燐にふれ、土佐佐幕派間崎哲馬、弘瀬健太とともに捕縛されてしまいます。


長州が攘夷実行して、形勢が悪くなってきた頃であったと思う。
慶喜の忠臣、容堂は、これで攘夷派の勢いがなくなり、会津、薩摩が出てくるのを知って思い切った行動に出たと推測している。
中川宮は公武合体派の宮様である。
平井収二郎たちは何故こんな無謀なことをしようとしたのか?


まず、犠牲になったのが間崎哲馬、弘瀬健太そして平井収二郎の三名。



中川宮


「もゝちたひいきかへりつゝうらむと思ふ心の絶えにけるかな」平井収二郎の時世の句

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闘う皇族 ある宮家の三代 (角川選書)

闘う皇族 ある宮家の三代 (角川選書)