JIN-仁-
集英社:スーパージャンプに連載中の、村上もとか原作漫画です。
現代から幕末の日本にタイムスリップした脳外科医・南方仁が、過去の人間の運命を変えていることを自覚しつつも
21世紀初頭までの医療技術の知識を用いて、抗生物質や近代的な医療器具を次々と「発明」し
江戸の人々を救おうと努力する歴史SF作品です。
TVドラマにもなっています。
はっきり言って、福山より、こっちの坂本龍馬のが僕が抱いている龍馬像に近いです。
しかし、南方仁を演じる「大沢たかお」がいい!
坂本龍馬役の内野聖陽と南方仁役の大沢たかお
大沢たかおは今秋公開の映画「桜田門外ノ変」で主役?の水戸藩士(関鉄之介役)を演じます。
これまで幕末といえば薩長土が主流で描かれていましたので、非常に楽しみです。
もともと幕末の動乱は水戸藩士による井伊暗殺から始まったとも言えます。
このJIN-仁-という作品を見て、今こうして僕達が先進国でGDP世界第2位の国(もう中国に抜かれたかも)に生まれ
文明の恩恵に預かっているのは、先人達のおかげであると強く思い知らされました。
不況といいながら、発展途上国よりは全然恵まれていると思います。
医学の進歩も目覚しいものがあります。
もし僕がこの時代に生まれていたら10回は死んでいると思いました。
なのに、この国は自殺者が非常に多い!
今求められているのは、経済よりも日本人の心の病を治すことのほうが先ではないでしょうか。
龍馬は今から148年前の今日(3月24日)脱藩しました。
家も家族もなにもかも捨てたんです。
しかし龍馬の心は希望というか大きな志で満ちあふれていたと思います。
もしかしたら、現代のほうが不幸な環境なのかもしれません。
家具は家を縛り、家は人を縛る。
僕が最も好きな龍馬の言葉です。
僕が家に縛られてるからです。
「神は乗り越える試練しか与えない」南方仁
画像右上:大沢たかお