第十一話「土佐沸騰」3


番組最後、土佐勤皇党が旗揚げします。


史実では、文久元年、江戸にいた武市半平太によって結成されます。

血判証は土佐に持ち帰られ、龍馬もこれに加わっています。


土佐勤王党盟約文(原文ママ

堂々たる神州戎狄(いてき)の辱めを受け、古より伝はれる大和魂も、今は既に絶えなんと、帝は深く歎き玉う。
しかれども久しく治まれる御代の因循委惰という俗に習いて、独りも此の心を振い挙て皇国の禍を攘(はら)う人なし。
かしこくも我が老公夙に此事を憂い玉いて、有司の人々に言い争い玉へども、却ってその為めに罪を得玉ひぬ。
斯く有難き御心におはしますを、など此罪には落入玉ひぬ。君辱めを受くる時は臣死すと。
況むや皇国の今にも衽を左にせむを他にや見ゆるべき。
彼の大和魂を奮い起こし、異姓兄弟の結びをなし、一点の私意を挟まず、相謀りて国家興復の万一に裨補せんとす。
錦旗若し一たび揚らバ、団結して水火も踏まむと、爰(ここ)に神明に誓い、上は帝の大御心をやすめ奉り、
我が老公の御心を継ぎ、下は万民の患を払はんとす。
左れば此中に私もて何にかくに争うものあらば、神の怒り罪し給うをもまたで、人々寄つどひて腹かき切らせんと、
おのれおのれが名を書きしるしをさめ置ぬ。


主な参加者
武市半平太大森南朋
池内蔵太桐谷健太
池田応輔
大石団蔵(高田将司
大橋慎三
大利鼎吉
岡田以蔵佐藤健
川原塚茂太郎(原田裕章
北添佶摩
清岡道之助
河野敏鎌
坂本龍馬福山雅治
沢村惣之丞要潤
島村衛吉(山粼雄介)
曽和伝左衛門
高松太郎川岡大次郎
田中光
野老山吾吉郎
中岡慎太郎上川隆也
那須信吾(天野義久
平井収二郎宮迫博之
弘瀬健太
間崎哲馬
望月亀弥太音尾琢真
望月清平(本田大輔
宮地常磐
安岡嘉助(花川仁教
吉村寅太郎


この内、吉田東洋の暗殺実行犯は、大石団蔵、那須信吾、安岡嘉助の3名とされてます。
土佐勤皇党はこの後、京都へ行きテロリスト集団と化します。




幕末暗殺 (PHP文庫)

幕末暗殺 (PHP文庫)

知ってるようで知らない坂本龍馬がわかる本

知ってるようで知らない坂本龍馬がわかる本

人斬り以蔵 (新潮文庫)

人斬り以蔵 (新潮文庫)

人斬り半次郎(幕末編) (新潮文庫)

人斬り半次郎(幕末編) (新潮文庫)