第十話「引きさかれた愛」6
井伊直弼がドラマ内で
「わしに異を唱える者は、何もわかっておらん。
条約締結を拒んで、今アメリカと戦になれば日本に勝ち目はないのじゃ」
と言いますが、全くもってその通りだったと思います。
しかし、その一方で、勅許を得ないことがどれだけの反感を受けるのかをわかってなかった。
安政の大獄は井伊直弼の恐怖感の裏返しであったと思う。
恐怖が大きいほど、その仕打ちも酷かった。
後にその反動が、自分を殺すことになってしまった。
徳川幕府崩壊のはじまりである。
井伊直弼
彦根の井伊直弼銅像:彦根では開国の英雄です。
「今アメリカと戦になれば日本に勝ち目はないのじゃ」井伊直弼
画像右上: