第九話「命の値段」1
今回の龍馬の江戸出府は、安政3年8月〜安政5年9月までですので、丸2年間江戸で過ごします。
武市は、桃井春蔵の鏡新明智流「士学館」に入門し塾頭にまでなっています。
武市半平太:自画像
会合のための酒席が設けられており、水戸、薩摩、長州、雄藩の志士達がいました。
水戸藩は水戸学の影響で尊王思想が盛んで、藤田東湖などが有名です。
薩摩の樺山三円も藤田東湖の影響を受けており、あの西郷を紹介しています。
史跡 藤田東湖生誕の地:水戸市
土佐参政、吉田東洋もこの頃江戸にいるはずです。
この江戸土佐藩邸で宴会の席上喧嘩更迭されるてます。
それが、前回の放送と前後していると思います。
孝明天皇の異人嫌いがこの頃の時勢の混乱を招いているのは間違いないと思います。 水戸烈公と藤田東湖『弘道館記』の碑文 (水戸の碑文シリーズ)
天皇のみ許される一人称「朕」の重みは絶大である。
「朕は異人は嫌いである」孝明天皇
画像右上:藤田東湖