弥太郎のために母が貯蓄 「へそくりつぼ」発見


こういうこともあるんですね、びっくりです。
以下は、2月11日付けの、高知新聞からの抜粋です。



弥太郎のために母が貯蓄 〝へそくりつぼ〟発見


2010年02月10日10時30分


 高知県安芸市出身の岩崎弥太郎の母、美和が弥太郎らのために金銭をためていたとされる〝へそくりつぼ〟がこのほど、安芸市内の民家で見つかり、安芸市土居の市立歴史民俗資料館で展示されている。中には寛永通宝約170枚が入っており、同館は「コツコツとためたんでしょう。弥太郎らを育てたしっかり者の美和さんらしい」としている。


 つぼは高さ29センチ、胴部は直径18センチ。同資料館が、美和が金銭をためていたつぼなどを紹介した「土佐の婦人たち」(関みな子著、高知新聞社)などを基に昨年から調査。情報を集めていたところ、今年1月に弥太郎の父、弥次郎と懇意にしていた男性の子孫、小谷哲也さん(48)=安芸市井ノ口=方の床の間で箱に入れて保管されていたのが見つかった。


 同資料館によると、美和が弥太郎に呼ばれて井ノ口村(現安芸市井ノ口)を離れる際、その男性につぼを譲ったという。大河ドラマ龍馬伝」では、父の弥次郎がつぼにためた〝へそくり〟を、ばくちに使い込んだと描かれているが、美和がこっそりため続けていたとも推測される。


 また詳細は不明だが、つぼが入っていた箱のふたには明治から昭和まで活躍した言論人、徳富蘇峰の名で「積善餘慶(よけい)」と書き記されている。


 幼少のころから弥太郎の生家で遊んでいたという小谷さんは「(岩崎家から譲り受けた)つぼがあると亡くなった母から聞いていたが、本当にあって感動した」と、声を震わせる。


 同資料館は年内いっぱいをめどに、特設展示「弥太郎とゆかりの人たち」を開催中。美和のつぼのほか、江戸へ遊学した弥太郎が1855(安政2)年、衣服などを送ってくれた両親に感謝の気持ちを示す手紙も初公開。弥太郎の弟、弥之助が使ったとされる駕籠(かご)なども展示している。

安芸市土居の市立歴史民俗資料館



「岩崎家から譲り受けた」とありますので、所有権は小谷哲也さん、ですよね。
間違いなく、重要文化財なんですけど〜!
三菱なら、いくらだすんでしょうか?と考えてしまうのは僕だけでしょか?


画像右上:


徳富蘇峰―日本ナショナリズムの軌跡 (中公新書)

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吉田松陰 (ワイド版岩波文庫)

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