第五話「黒船と剣」5

mah-kun2010-02-05


徳川は、将軍家定になりました。
うつけとされていますが、ほんとのところどうだったのでしょう?

堺雅人演じる徳川家定


薩摩の島津斉彬は、あの「篤姫」を将軍の正室に据えるべく先ずは朝廷工作にはいります。
家定は、うつけというか病弱だったのであろうとおもわれます。
先が長くないと見たのでしょう。将軍継嗣の画策が始まります。
慶福を担ぐ紀州派(南紀派)と、慶喜を担ぐ一ツ橋派。


斉彬は英明である慶喜を時期将軍とすべく思案をめぐらせます。
維新の三傑の一人、薩摩の下級藩士であった西郷隆盛は、もう歴史の第一戦に登場します。
いかに島津斉彬が先見の明があったかを物語ってます。


西郷は写真嫌いで、明治10年城山で散るまで生きたにもかかわらず、ただの一枚も写真が残っていません。
キヨソネが書いた絵が一番似ていると言われていて、後世に伝わる西郷の絵はこれを参考に描いています。
以上は僕の記憶で書いていますので、事実とは異なるかもしれません。


西郷はこの時、一ツ橋慶喜を時期将軍にすべく奔走しますが、後に最後の将軍となる慶喜と戦うことになるとは
この時、微塵も思っていなかったでしょう。
ましてや自分がその倒幕軍の総大将として戦うことになるとは!
また、自分が打ちたてた明治政府によって、自分が殺されることになるとは!
歴史ってほんと残酷ですね。


「人をとがめず、わが誠の足らざるを尋ぬべし」西郷南州隆盛

画像右上:西郷隆盛(キヨソネ画)


人生の王道

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[新装版]西郷隆盛の人生訓

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