JIN-仁- 第八話 大政奉還

司馬遼太郎の「翔ぶが如く」の中で、大久保利通だったと思うが

「天は必要な時に、坂本龍馬という人間を地に送り、不要になった時に天に召された。」

というようなことを言った憶えがあります。


龍馬が願ったのは無血革命でしょうが、人間はやはり感情の動物、矜持のために死をも厭わない。
戊辰戦争、明治初期の士族反乱がなければ平定しなかったと思います。


土佐の建白を受け入れた、慶喜の決断は正しかったと思います。
300年の歴史を自分の手で終わらせる悔しさは耐えがたいものがあったと思います。


この時点で、龍馬と慶喜の考えは非常に近いものがあったように思います。


野風さんは徳川の日本で、新しい国が子供なんですね。



竜馬がゆく」の中に、慶喜大政奉還を決断した時に、龍馬は「慶喜のために死んでもいい」とあったような...


龍馬の草案を元にして五箇条のご誓文ができたと言われています。