第九話「命の値段」4

mah-kun2010-03-04


弥太郎は、牢の中で、新しくはいってきた志賀廣太郎さん演じる囚人に「商売」と言うものを教えられます。
ドラマの中では、非常に単純なことを言っているようですが、正に商売の真髄だとおもいます。
資本主義経済はこのような付加価値付いて、はじめて成り立つ経済学です。


付加価値とは何でしょう?
それは、人間が生きるための欲望であると思います。
宗教では、欲望は「煩悩」と呼ばれ、悪いことのように感じますが、それはすべてが間違いではないと思います。
人間に欲望がなくなったら、存在自体が「悪」になってしまいます。
からと言って、自分は性悪説を是とする者ではありません。

性善説を説いた儒学者孟子


こういうことを深く追求すると、気が狂いそうになるので止めときます。

「ここに、まんじゅうがある。満腹な者には一文にもならん。腹を減らしちゅうもんは十文でも買う」囚人(志賀廣太郎

画像右上:志賀廣太郎


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