人間、坂本龍馬
2010年度、大河ドラマは福山雅治演じる「龍馬伝」と決定しました。
どんなストリーになるか、今からわくわくしてます。
「篤姫」は病気のためほとんど見れず残念でした。
西郷隆盛と大久保利通が薩摩の代表選手に見られがちですが、篤姫に登場した小松帯刀が龍馬の考えに近かったように思います。
幕末〜明治維新における日本史上最大とも言える革命に、非常に関心を持っている私は、その中でも最大のヒローでもある坂本龍馬を、自分なりに語り、彼の生き様を一人の人間として再度見つめ直していきたいとおもいます。
坂本龍馬と言えば、まず薩長同盟を思い浮かべる方が多いと思いますが、私はむしろ大政奉還こそが龍馬最大の偉業だったと思っています。８月１８日の政変以来天敵であった薩摩と長州と手を組ませ、幕府に対抗する勢力をつくり、その一方で、土佐藩を動かし、徳川３００年の歴史に幕を下ろさせ、最後の将軍、慶喜を恭順させた。
薩長同盟以降倒幕派は武力討伐しかないと臨戦態勢でしたが、慶喜が政権を朝廷に、放り投げてしまった。
戦争する大義名分がなくなってしまった。それをした張本人が坂本龍馬。
そうです！龍馬がやろうとしていたことは、無血革命です！
しかし龍馬は３３歳という若さで暗殺されてしまいました。
結局、王政復古のクーデターが起き、倒幕派は勅許を得て戊辰戦争が起こってしまいましたが、坂本龍馬がいなければ、江戸の無血開城は絶対になかったと思います。
江戸は火の海になっていたでしょう。
