元書店主、書店へ

mah-kun2010-01-16


昨日、娘が本を買いたいので、本屋や連れてってほしいと言うので本屋に行って来ました。
今では町の本屋さんがなくなってしまったので、学区に書店が一つもありません。

しかしお目当ての本が見つからず三軒目にしてやっと見つかりました。
その間、書店内を検索しましたが、龍馬関係の本の多さには驚きました。
立ち読みしてたら、どれもこれもほしくなりました。


結局1冊雑誌を買ってしまいました。
文芸春秋:増刊くりま1月「坂本龍馬がゆく」
内容は「龍馬新聞」なるものがあって、新聞形式で出来事を紹介していくというものです。
文芸春秋は好きな出版社なので、買ってしまいました。
龍馬のにやけた顔も気に入りました。
朝日、岩波などの左よりの出版社は大嫌いで、書店主時代は配本即返品してました。

雑誌コード07702-1 L-4/14


文芸春秋は雑誌コード07701 07702は増刊ということです。
Lはリミット、4月14日が返品期限ということです。
大抵の書店は一ヶ月くらい前に引き取ってしまいます。


雑誌、書籍はほとんど委託制ですので、この手の返品期限には敏感になります。
期限が過ぎれば買取になってしまいます。


また、書籍は価格再販制度と言うものがあって、新刊扱い書店には定価販売が義務づけられてます。
簡単に言えば国が認めた価格カルテルです。古本とは、はっきり区別されます。
いくらアマゾンと言えども新刊書籍(一度も消費者の手に渡ったことのない書籍)は紫外線劣化してようがいまいが
定価販売です。「激安書店!」なんてないですよね。


もう一冊迷ったのが、週刊江戸!280円、安い! これが罠なんですね〜。
次回からは約600円、週刊ですから全巻揃えるとかなりの金額になります。
でも、今度書店に行ったら買いそうな気がします。


ディアゴスティーニは元々イタリアの出版社で日本法人設立は平成に入ってからです。
ちょうど僕が書店経営してた頃です。週刊 恐竜サウルス!がデビューだったと思いますが、書店組合で問題になりました。
創刊号100円ですから!1冊売って20円の儲け。100冊売っても、たった2千円の儲け。
ふざけるな!って言う話です。これじゃパートさんの人件費も出ない!
でも、この出版社この方式で成功してるんですね〜。
週刊誌でも返品期限を1年くらいとって今じゃ書店の理解も得られてます。

週刊:江戸 ディアゴスティーニ


追記、週刊:フェラーリ、ほしいけど手を出したら今の自分では大火傷します。
全100号で完成させるには約20万円かかります。





画像右上:徳川家康